弁護士ブログ

女性総合法律事務所ラレーヌビクトリア

第4回KSL

今日18時から北九州市立大学植木淳教授のゼミで第4回KSLを開催しました。今回のテーマは、「憲法9条の問題点と改憲の必要性」です。

発表者の学生さんは、親米保守の立場から、「非核3原則も無効化」し、「世界平和の実現と国際秩序安定のため集団的自衛権の行使を認めその行使を促進すべき(日米同盟の片務化を解消すべき)」という意見を述べました。

尖閣竹島の問題もあり、発表者の学生さんの意見に賛同する意見が多数出るのかと思いましたが、私の中では「とにかく軍備増強・戦争なんてありえない」という価値観があり、当然ながら発表者の意見には全く賛同できませんでした。

私は訴えました。北朝鮮から爆弾が飛んでくると言う人がいるが、日本が戦後67年目に平和憲法を捨てて軍隊を持つことの方がよっぽど爆弾が飛んで来る可能性が高いのではないか、また、北朝鮮から日本に本当に爆弾が飛んで来ると思っているのかと。

北朝鮮と中国との関係を考えれば、「日本と中国が経済的に文化的に切っても切り離せないほどの友好関係を築きあげることによって北朝鮮による日本攻撃の現実的な可能性の芽を摘む」という方向性の方が安全保障の確保にはより資するのではないですか?と

日本・韓国・中国・北朝鮮の安定した関係は、在日米軍の必要性を相対的に落としていき、引いては不要になると思っています。

「丸腰」と言われようとなんと言われようと、平和憲法を守り、活かしていくことによる平和作りが必要だと思います。